横浜と東京の街を水辺から見上げながら羽田空港へ!京浜運河&隅田川&神田川ゆったりクルーズで特別な風景をお楽しみください

羽田空港までの移動手段といえば、モノレール、京急、空港発着のバス、タクシーなどありますが、「船」はいかがでしょうか。5~6月にかけて、横浜~羽田空港~水道橋を水路でつなぐ期間限定のコースが登場します。 今回のコースは国土交通省による「舟運社会実験」の一環で実現。羽田空港とホテルの直結なども目的にあるとのこと。新たな空港アクセスへの期待も高まります。

最新鋭クルーザー「Jetsailor」で快適な水上移動!

今回の舟運社会実験の中でも、幹線系統として一押しなのが横浜~羽田空港~水道橋の区間。今までも社会実験は実施され、羽田空港~秋葉原(万世橋)での運航実績もあります。今回は3回目で、横浜~羽田空港と、秋葉原の先の水道橋付近まで延伸されたのが特徴です。
使用するクルーザーも新調。「Jetsailor」号がこの航路を担当します。

Jetsailor号。今日が初運航。
Jetsailor号。今日が初運航。

船内は乗客50人乗り(乗員は2人であわせて52名定員)。観光バス1台分に相当します。前方は空調完備の室内タイプで、後方はオープンデッキタイプ。屋根がついているので雨天でも大丈夫です。

室内には現在の位置を表示できるモニタがあります。
室内には現在の位置を表示できるモニタがあります。

トイレもついてます。バリアフリー仕様で、室内も広め。ウォッシュレット付で清潔です。

トイレは綺麗でバリアフリー。
トイレは綺麗でバリアフリー。

【横浜/京浜運河】みなとみらい地区から京浜工業地帯まで様々な風景の中を疾走

横浜~羽田空港~水道橋の見所を紹介していきます。
まずは横浜。出航早々にランドマークタワーや大観覧車などみなとみらい地区を一望できます。一番後ろのデッキから眺めるのがおすすめ。

みなとみらいを一望。
みなとみらいを一望。

ベイブリッジを横に見ながら、船は京浜運河へ。ここから工業地帯に入ります。大黒ふ頭付近では大きな貨物船がいました。
船って、本当に大きい…。

貨物船を間近に。下の船と比較すれば大きさにびっくり。
貨物船を間近に。下の船と比較すれば大きさにびっくり。

京浜運河を羽田空港に向け直進。左右には大きな石油タンクなど、工業地帯ならではの景色が広がります。近年、工業地帯の夜景も注目度が上がっているようで、工場夜景を楽しむツアーもすでに開催されているとか。

京浜工業地帯の風景。夜は趣が異なるのだとか。
京浜工業地帯の風景。夜は趣が異なるのだとか。

【羽田空港】飛行機の離発着を間近に見ることができます

京浜運河は多摩川に合流します。川を横切ると羽田空港に到着。川から滑走路までは遮るものがないので、飛行機が着陸するまでを鑑賞することができます。離発着数が多い羽田ですから、見逃してもすぐに後続がやってきます。

飛行機の着陸の瞬間。タイミングが合えばモノレールとのコラボも堪能できます。
飛行機の着陸の瞬間。タイミングが合えばモノレールとのコラボも堪能できます。

横浜~羽田空港は約1時間の予定ですが、これは通常のスピードで運航した場合の時間。やや本気を出すと40分くらいで到着します。信号も渋滞もないので、本当にスムーズなのです。鉄道、バスに続く「第3の空港アクセス」にも使えるかも、と思いました(運賃は高くなりそうですが…)。

羽田空港の船着場。元はジェット燃料の陸揚げ基地だったそう。
羽田空港の船着場。元はジェット燃料の陸揚げ基地だったそう。

羽田空港の船着場は国際線ターミナルから徒歩で約15分ほど。今回のクルーズで羽田空港から乗船する方は、ターミナル1階に集合となります。
現在は船着場の周辺は更地になっているのですが、ホテルなどが建設予定。オリンピックまでには景色もまた変わっていくようです。

羽田空港国際線ターミナル。集合場所は1階です。
羽田空港国際線ターミナル。集合場所は1階です。

【羽田空港~天王洲】最新の物流施設やビル群、自然もいっぱいのエリア

羽田空港の船着場を出発すると、穴守稲荷の鳥居を横を通り、このルートの難所の一つ「海老取川」に差し掛かります。水深が浅く、幅も狭いため、慎重に舵を切りながら進んでいきます。この場所を通れるように考慮して船を選んだそう。
海老取川付近には、ヤマト運輸の最新の物流施設「羽田クロノゲート」があります。1日で約60万個のもの荷捌きが行える施設。施設見学も受け付けていますが、人気殺到で予約がとりづらいのだとか。

ヤマト運輸の羽田クロノゲート。ネット通販でお世話になっている人もいるかも?
ヤマト運輸の羽田クロノゲート。ネット通販でお世話になっている人もいるかも?

京浜運河は工業地帯だらけ、と思いきや、鳥たちの楽園のような中洲もあったりします。カワウやサギ、セキレイなどに出会えます。
大井付近では緑豊かな公園も。

中洲の1シーン。
中洲の1シーン。

水道橋→羽田空港では、天王洲を経由します。倉庫を再利用し、レストランに改装した「T.Y. HARBOR」など、水辺にスタイリッシュな建物が並んでいます。

天王洲アイルにあるT.Y.HARBOR。水上のおしゃれなレストランも。
天王洲アイルにあるT.Y.HARBOR。水上のおしゃれなレストランも。

【レインボーブリッジ/お台場】港湾からビル群まで、様々な東京の景色を一望!

このルートのハイライトの一つ、レインボーブリッジをくぐります。夜間にライトアップされる橋もきれいですが、青空の下で見ても、白い橋脚が映えて良い感じです。

レインボーブリッジとお台場の風景。青空に映えます。
レインボーブリッジとお台場の風景。青空に映えます。

日の出桟橋~浜離宮あたりでは東京タワーも見えてきます。お台場の風景もよいですが、逆サイドの東京の風景もお見逃しなく。
気がつくと、京浜運河で並走していた東京モノレールに代わり、ゆりかもめが並走していたりします。

東京タワーを望む。日の出桟橋の船とゆりかもめも同じフレームに収まりました。
東京タワーを望む。日の出桟橋の船とゆりかもめも同じフレームに収まりました。

新旧の市場も一望できます。新は「豊洲」。今年のうちに稼動する新市場の外観も見ることができます。一方の「築地」はすぐ近くを通ります。

豊洲新市場。建設中!
豊洲新市場。建設中!

【隅田川】歴史ある橋の数々をお楽しみください

隅田川に入るとルートも終盤へ。勝鬨橋、永代橋、両国橋など隅田川を代表する橋を立て続けにくぐっていきます。
それぞれに歴史があり、形状もいろいろ。東京の街並みとともに、橋の鑑賞も見逃せません。

勝鬨橋。跳ね上げ橋ですが、現在は機能を停止(下がったまま)。
勝鬨橋。跳ね上げ橋ですが、現在は機能を停止(下がったまま)。

東京の新名所、スカイツリーも隅田川から正面に見えてきます。水道橋→羽田空港のときは、新大橋(オレンジ色の橋)を過ぎたら後部のデッキにスタンバイ。清洲橋を過ぎるところまでがおすすめの鑑賞区間です。

スカイツリーを隅田川から。
スカイツリーを隅田川から。

隅田川は水上バスのルートにもなっており、すれ違う船も多様です。ちなみに、船は右側通行。

TOKYO CRUISEの「ホタルナ」。近未来的なフォルムが東京にマッチしています。
TOKYO CRUISEの「ホタルナ」。近未来的なフォルムが東京にマッチしています。

【神田川】東京の都心を進む!このクルーズしか乗れない特別な区間

隅田川は水上バスなどでも定期的に楽しめますが、神田川となると今回の舟運社会実験で運航する船だけ。
神田川の入口にある柳橋は、このルートで最も低い橋。屋根が高い船では運航できないのですが、Jetsailor号はそれも考慮。ゆっくりと進んでいきます。
昼間には多くの屋形船が係留されています。川の両岸にズラリ。この光景は神田川の浅草橋周辺だけなのだとか。

神田川の入口。屋形船がお昼寝中。奥の橋が難所の柳橋。
神田川の入口。屋形船がお昼寝中。奥の橋が難所の柳橋。

秋葉原付近では万世橋をくぐります。昨年9月の実験ではここまでの運航でした。赤レンガが並ぶ旧万世橋駅からが今回初めての区間。

旧万世橋駅を神田川から見上げます。
旧万世橋駅を神田川から見上げます。

これどこの渓谷?と思えるような光景にも出会えます。ここは水道橋から少し御茶ノ水寄りのところ。神田川から見上げると「こんな場所があったのか…」と、東京に住んでいても心が動きます。

都会の渓谷?いいえ、神田川(水道橋~御茶ノ水付近)です。
都会の渓谷?いいえ、神田川(水道橋~御茶ノ水付近)です。

開催日は5~6月の8日間。予約はお早めに!

運航日は5月14日(土)、15日(日)、31日(火)と、6月12日(日)、13~15日(月~水)、28(火)。すでに各便ともに10名以上の予約は入っているそうです。前回までの実証実験では毎回乗車率が100%に近かったのだとか。アンケートでは「また乗りたい」と思った方が9割近かったそうです。

のりばはこの幟が目印。
のりばはこの幟が目印。

料金は横浜~羽田空港、または羽田空港~水道橋で、平日は2,650円~3,000円、土日は4,000円~4,500円です。詳しくは予約サイトでご確認ください。
予約サイトはコチラ

天王洲で小休止。試乗会は晴天に恵まれました。
天王洲で小休止。試乗会は晴天に恵まれました。

【のりばまでのアクセス:横浜】[横浜ぷかり桟橋]みなとみらい駅からのアクセスがおススメ!パシフィコ横浜に向かってお進みください。

横浜ぷかりさん橋は、パシフィコ横浜の海沿いにあります。みなとみらい線のみなとみらい駅か、JR根岸線の桜木町駅からアクセスします。「パシフィコ横浜」方面の看板にあわせてお進みください。

みなとみらい駅の改札を出てすぐの看板。
みなとみらい駅の改札を出てすぐの看板。

半月状の特徴ある建物「インターコンチネンタルホテル」が見えてきたらのりばはもうすぐ。
2階のペデストリアンデッキ経由のほうがわかりやすいルートです。国立大ホールと書かれている場所の下を右に曲がるとぷかり桟橋が見えてきます。

インターコンチネンタルホテルの先を右へ。
インターコンチネンタルホテルの先を右へ。

正面の海に浮いた建物がゴールです。現地の係員に従ってご乗船ください。

海に浮かんでいる建物付近がのりばです。
海に浮かんでいる建物付近がのりばです。

【のりばまでのアクセス:水道橋】[新三崎橋防災船着場]JR水道橋駅から徒歩3分。比較的スムーズにたどり着けます!

新三崎橋はJR総武中央線各駅停車の水道橋駅が便利。西口の改札から「ホテルメトロポリタンエドモント」に沿って左へ。

西口改札からメトロポリタン方面へ。
西口改札からメトロポリタン方面へ。

すぐ目の前にある交差点を渡り、そのまま直進します。

パチンコ屋の左の道を直進。
パチンコ屋の左の道を直進。

最初に渡る橋が新三崎橋。渡ってすぐ左に川に下りる階段があり、こちらから乗船します。

駅からたったの3分。橋の先がのりばです。
駅からたったの3分。橋の先がのりばです。

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