【体験レポ】これであなたも道後温泉マスター!『道後温泉本館』HOW toガイド

東京から飛行機&バスで最短180分!意外と近い日本最古の名湯「道後温泉」へ週末トリップはいかがですか?2014年には「道後オンセナート2014」と題したアートフェスティバルも開催され、ますます人気が加速している道後エリア。今回はそんな街のシンボルでもあり、ミシュラン三つ星を獲得している「道後温泉本館」の内部を体験取材してきました!歴史が刻まれた温泉情緒香る館内や最新の道後ニュースを合わせてご紹介します♪

重要文化財なのに今も現役で営業中!

開湯3000年の歴史をもち、有馬温泉や白浜温泉に並び、日本で一番古い温泉のひとつとして知られている道後温泉。そんな道後温泉を象徴するのが、この独特な建物、現役の公衆浴場である「道後温泉本館」です。あの夏目漱石が気に入って通っていたということでも有名なんですよ。

道後温泉駅から徒歩5分という好アクセスも人気の理由!
道後温泉駅から徒歩5分という好アクセスも人気の理由!

明治27年に改築された木造三層楼の建物は、折り重なる瓦屋根が印象的で威風堂々たる佇まい。この前に立つと、ここだけ時が止まっているような不思議な感覚に襲われます。
館内は2種類の浴室、3種類の休憩室、皇室専用のお風呂「又新殿(ゆうしんでん)」と各部屋に分かれ、それぞれが複雑につながった迷路のような造りは道後温泉本館の特徴のひとつにもなっています。

夜は館内の灯りが漏れて雰囲気たっぷり
夜は館内の灯りが漏れて雰囲気たっぷり

1994年には建築物の素晴らしさ、また保存状態の良さが評価され、公衆浴場として初めての国の重要文化財に指定されました。12月に大掃除のため1日だけ臨時休館しますが、それ以外は毎日元気に営業を続けています。

全景がこちら!意外と普通の街中にあるんです。
全景がこちら!意外と普通の街中にあるんです。

18本の源泉から汲み上げられるお湯は、分湯場で42℃程度の適温に調整されていて源泉の効果をダイレクトに感じることができます。湯質はやわらかく、肌あたりなめらか。きめ細やかな日本人の肌にもやさしい湯当たりなので、美肌や湯治にも適しているそうです。

道後温泉を最初に発見したと伝えられる白鷺。傷ついた足を温泉で癒していたそう。
道後温泉を最初に発見したと伝えられる白鷺。傷ついた足を温泉で癒していたそう。

リピーター続出!選べる4つの入浴コース

道後温泉本館に宿泊施設はないため、基本的に日帰り入浴専門。本館には、「神の湯」「霊(たま)の湯」という2つのお風呂と3つの休憩室があり、それぞれを組み合わせた4つの入浴コースから好きなものを選ぶことができます。
「神の湯」「霊の湯」という2種類の内風呂はそれぞれ趣向を凝らした浴室で雰囲気たっぷり。

神の湯(男湯)、霊の湯(男湯)
神の湯(男湯)、霊の湯(男湯)

休憩室は大きな広間を男女共同で使用するタイプと個室タイプがあります。本館ならではの大広間も魅力的ですし、家族連れやカップルなどでゆったりしたいとき個室はうれしいですよね。

神の湯2階席コースの休憩室、霊の3階個室コースの休憩室
神の湯2階席コースの休憩室、霊の3階個室コースの休憩室

休憩室付きのコースは湯上りにお茶とお菓子のサービスが♡温泉はもちろん、湯上りのひとときにも癒されちゃいます。

『神の湯2階席』『霊の湯2階席』それぞれのコースで頂けるお茶とおせんべい
『神の湯2階席』『霊の湯2階席』それぞれのコースで頂けるお茶とおせんべい

各入浴コースはこちら。
■『神の湯階下』 ・・・410円、神の湯のみ利用可
■『神の湯2階席』・・・840円、神の湯のみ利用可、2階大広間で休憩、貸浴衣あり
■『霊の湯2階席』・・・1,250円、神の湯・霊の湯利用可、2階小広間で休憩、貸浴衣・貸タオルあり
■『霊の湯3階席』・・・1,550円、神の湯・霊の湯利用可、3階個室で休憩、貸浴衣・貸タオルあり

『神の湯階下』は銭湯感覚の入浴におすすめ、他のプランは入浴後に休憩でゆっくりと過ごすことができます。
営業時間は『神の湯階下』のみ6:00~23:00、他プランは6:00~22:00までとなっています。

※入場券の販売終了時間については道後温泉本館サイトをご確認ください。
※コースによって1時間~1時間20分以内の制限時間がもうけられています。

ビギナーさんにオススメ!~神の湯2階席コース入浴レポ~

今回の取材では、神の湯2階席コースを実際に体験!レトロな浴室&本館ならではのスケール感を味わえる休憩室を使用できるこのコースは、はじめて道後温泉本館を訪れる方には一番のおすすめなんです。

この日は平日の10時ごろでした。
この日は平日の10時ごろでした。

まずは入口横の札場で入浴券を購入。わかりやすいコース表もあるので安心です。

靴を脱いで下駄箱に入れて改札口で入浴券を見せると、スタッフの方がルートを教えてくれます。まずは2階にあがってくださいとのこと。いよいよ館内へ突入です!

レトロな木製の下駄箱がずらっ。
レトロな木製の下駄箱がずらっ。

入ってすぐの廊下を進むと「神の湯」の入口がありますが、まずは2階へという案内なので、ここはいったんスルー。

天井から光が注ぐ廊下。ノスタルジックな雰囲気が漂います。
天井から光が注ぐ廊下。ノスタルジックな雰囲気が漂います。

階段の前で不思議な折れ鏡を発見!

階段をあがると、「神の湯2階席」専用の休憩室に到着。なんと55畳もあるそう。ひろい~~~!

旅館の大宴会場みたい。80名まで利用ができるそう。
旅館の大宴会場みたい。80名まで利用ができるそう。

広間に置かれた道後の工芸品「姫だるま」ちゃん。守り神みたいだけど、ちょっぴり怖め。
広間に置かれた道後の工芸品「姫だるま」ちゃん。守り神みたいだけど、ちょっぴり怖め。

案内に従って席につき貸浴衣を受け取ると、スタッフさんが入浴の順路を説明してくれます。神の湯には、シャンプーや石鹸、タオルはついていないため、必要な場合はこのときにレンタルしましょう。

道後温泉本館のシンボルマーク「湯霊(ゆだま)」模様の浴衣
道後温泉本館のシンボルマーク「湯霊(ゆだま)」模様の浴衣

いい香りのみかん石鹸はプチお土産にも。(大190円、小40円)
いい香りのみかん石鹸はプチお土産にも。(大190円、小40円)

浴衣と荷物をもったら、いざ浴室へ!来た道を戻って「神の湯」へ行くのかと思いきや、スタッフさんが教えてくれたのは別のルート。休憩室から通路をわたって入った部屋の片隅、ちょっと急な階段を下りるとそこはもう神の湯女湯の脱衣室になっていました。

道後温泉本館は増改築を繰り返した建物のため、様々な“裏ルート”が存在。探検したくなってしまう~
道後温泉本館は増改築を繰り返した建物のため、様々な“裏ルート”が存在。探検したくなってしまう~

神の湯女湯は、木造の外観とは裏腹に石造りの浴槽を中心とした造り。壁には、道後温泉を発見したとされる白鷺、また伝説の神様である大国主命と少彦名が描かれた砥部焼の陶板画が飾られています。
お湯は無味無臭。肌あたりがやわらかく、温度も適温。いつまでも入っていられる心地よさでした。

温泉を楽しみ尽くしたあとは、浴衣に着替えてくだってきた階段をあがって休憩室に戻ります。途中女性用更衣室があるので、こちらで身支度や髪を乾かすこともできます。

広間に戻って着席。6月~9月は、開け放たれた障子窓から外の風がふんわり吹き抜けて天然の扇風機のよう。スタッフさんがサービスのお茶とお菓子を持ってきてくれてひといき。。。ふう~極楽。。。

鉄釜で沸かしたお茶はまろやかな口当たり。底に「湯霊」を発見。
鉄釜で沸かしたお茶はまろやかな口当たり。底に「湯霊」を発見。

2階の休憩室では、牛乳やみかんジュースなどのドリンクや道後銘菓である“坊っちゃん団子”なども購入できます!

旅の思い出にもなるオリジナルグッズも販売中。

湯霊をイメージした木製ハガキ 500円(税込)
湯霊をイメージした木製ハガキ 500円(税込)

ここまでが「神の湯2階席」コースの入浴~休憩の一連の流れ。あとは時間いっぱいまで休憩室でゆったり過ごすもよし、その他の館内施設を見学するのもよし。館内施設のみどころは次の章でご紹介します!

館内探検!歴史をひも解く見どころスポット

本館2階には、浴室や休憩室のほかにも道後温泉の歴史を感じさせるスポットがたくさん!どの入浴コースの人でも無料で見学できる「展示室」には、かつて入場券として使われていた湯札や、著名人の来訪長、茶道具などが並びます。

明治32年(1899)につくられた日本で唯一の皇室専用浴室、「又新殿(ゆうしんでん)」は一見の価値あり!観覧料は260円。霊の湯コースは無料で見学ができます。

美しい襖絵や金箔に囲われた「王座の間」、敵が天井から攻められない特殊な「格天井(ごうてんじょう)」、護衛が隠れていた小部屋など皇室専用ならではの上質で堅牢な造りには、当時の職人技が光ります。

高級な庵治石を使った階段式の浴槽。結構深い!
高級な庵治石を使った階段式の浴槽。結構深い!

3階個室のひとつ「坊っちゃんの間」は、なんと道後温泉本館の常連客であった夏目漱石が利用していたといわれるお部屋!かつて3階は「上等」と呼ばれ、有名な坊っちゃんの一説にも「俺はいつでも上等へ入った」という武勇伝的な一説が出てくるそうです。

漱石と同じ景色を味わうのもオツなもの。
漱石と同じ景色を味わうのもオツなもの。

ダンディな漱石さんの貴重なお見合い写真も見れます。
ダンディな漱石さんの貴重なお見合い写真も見れます。

取材で特別に許可を頂き入らせてもらった屋上の「振鷺閣(しんろかく)」。吊り下げられた太鼓は一定の時刻になると決まった回数を打ち鳴らされ、「残したい日本の音風景100選」にも選ばれているのだとか。

夜になると窓にはめられた赤いギヤマンガラスが神秘的な光を放ちます。
夜になると窓にはめられた赤いギヤマンガラスが神秘的な光を放ちます。

ゆったり入るならAM7:30~10:00を狙ってみて!

人気スポットなだけに、混雑具合が気になるところではありませんか?
通常だと、平日は比較的空いており、開店時間の午前6時頃、ホテルのチェックインが始まりだす15時頃から夜にかけては賑わうそう。ゆったりと入るなら午前7時半~11時くらいが穴場のようです。
ただし、連休や夏休み、年末年始、アートイベント開催時などは時間を問わず混雑が予想されるので時間に余裕をみて計画をしてみてくださいね。

※混雑状況は日によって異なることをご了承ください。

道後温泉本館のすぐ目の前には「ハイカラ通り」と呼ばれる土産物店や飲食店が軒を連ねるアーケード街が。食べ歩き用のテイクアウメニューを提供する店も多く、湯上りの散策や混雑時の時間調整にぜひ利用してみて♪

【道後温泉】ビール女子も甘党女子も大満足♥湯上りは22時まで営業する「道後ハイカラ通り」で食べ歩き

“みかんグルメ”は道後温泉の楽しみのひとつ!
“みかんグルメ”は道後温泉の楽しみのひとつ!

姉妹湯「椿の湯」で湯めぐりを楽しもう!

道後温泉本館と合わせて楽しんでほしいのが、姉妹湯である「椿の湯」。場所は道後温泉駅と本館をつなぐハイカラ通りの途中なので好アクセスなのも便利。椿の湯の入浴料はたったの400円!コースなどはなく、本館よりも気軽に入浴できるので朝風呂や帰りがけに立ち寄るのにもぴったりです。
※2017年9月26日~12月下旬までは改修のため休館

実は、浴室は本館よりも天井が高く開放的だったり。
実は、浴室は本館よりも天井が高く開放的だったり。
施設名称
道後温泉椿の湯
住所
愛媛県松山市道後湯之町19-22
電話番号
089-935-6586
営業時間
6時30分-23時(受付は-22時30分)
定休日
無休(12月に1日休業)
駐車場
有り
料金
大人400円、子ども(2歳-12歳未満)150円
交通
最寄り駅:道後温泉
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◆別館「飛鳥の湯」がオープン &4年ぶりの「オンセナート2018」開幕!!◆

今秋、道後温泉がアツい!9月26日に道後温泉の新たな温泉施設「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」 が椿の湯のお隣に誕生します。
飛鳥時代をイメージした湯屋の中では、本館にはない開放的な露天風呂や、「又新殿」を再現した浴槽で浴衣の原型”湯帳(ゆちょう)”を着て入浴したりと新感覚の入浴体験が味わえるそう。

道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)
道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)

また、今年は2014年の初開催から4年ぶりとなるアートの大祭「道後オンセナート2018」が開催される年!<オマージュ>(賛歌)をキーワードに、約20名のアーティストの作品が道後の街を華やかに彩ります。

「道後オンセナート 2018」
【コンセプト】アートにのぼせろ ~温泉アートエンターテイメント~
【会場】道後温泉及びその他周辺エリア
【開催期間】2017年9月2日 (土)~2019年2月28日 (木) 18ヶ月間
プレオープン:2017年9月2日 (土)
グランドオープン:2018年4月14日 (土)
【主催】道後オンセナート実行委員会
【公式ホームページ】http://www.dogoonsenart.com/

道後オンセナート 2018
道後オンセナート 2018

「道後温泉本館」、「道後温泉別館 飛鳥乃温泉」、そして「道後オンセナート2018」が出揃うこの秋。3000年の歴史をもちながらもなお、進化を遂げて私たちをワクワクさせてくれる道後温泉は今こそ行きたい温泉No.1です!温泉が恋しくなる季節は、最新の道後温泉で湯めぐり計画をたててみてはいかがでしょうか?

施設名称
道後温泉本館
住所
愛媛県松山市道後湯之町5-6
電話番号
089-921-5141
営業時間
6-23時(受付は-22時30分)
定休日
無休(12月に休館日1日あり)
駐車場
有り
料金
大人410-1550円、子ども(2歳-12歳未満)160-770円 ※入浴コースにより異なる
交通
最寄り駅:道後温泉
備考
【問い合わせ先】
松山市産業経済部道後温泉事務所
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備考
【URL】https://dogo.jp/

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