「花より電車」花見向けの臨時列車に乗ってみた

4月は桜のシーズン。時刻表をめくっていると桜の花見向けの臨時列車を発見。ちょっとおもしろそうな列車が走るので乗ってきました。でも、メインは花見より電車に乗ること。

今回のルートのメインは「水郡線」と「東北本線」

2015年4月18日土曜日。この日に走る臨時列車からピックアップしたのは2列車です。
水郡線花回廊号:水戸8:59発→磐城石川11:16着
ふくしま花見山号:福島14:34発→仙台15:51着
これらの列車はイベント系の車両を使用するため、普段乗車する機会が少ない車両に乗れるチャンスでもあります。都内から出発しましたので、行きは水戸駅まで特急ひたち号、帰りは仙台駅から新幹線はやぶさ号を利用しています。

6:44AM 旅は「ひたち」号から始まる

まず水戸駅に向かうために特急「ひたち1号」に乗ります。この列車の始発駅は品川駅。3月15日に開通した上野東京ラインを通る列車です。私の変なこだわりなのですが、旅の始まりは「列車の始発駅から乗る」のが好きで、練馬区からわざわざ品川駅まで出てこの列車に乗りました。(練馬区からは上野駅で乗るのが断然便利です)

かくして6:44に品川を出発。と、車窓を眺めていると、山手線の新車を発見。2015年秋ごろから運転が始まりますが、現在はその試運転中。旅の開始早々レアな車両が見れて気分も上がります。(写真はブレブレになってしまいました…)

8:59AM 1つ目のメイン「水郡線花回廊号」で磐城石川駅へ

この列車は「クルージングトレイン」という愛称があります。普段は秋田にいるのですが、この臨時列車のために水戸駅まで回送されてきました。
この列車の特徴は、大きな窓と前後の席の広さ。さらには運転台の後には展望席もあります。もともとは白神山地や日本海の景色を楽しめる「リゾートしらかみ」号に使用されていました。現在は後継の車両に引き継いだため、クルージングトレインとして、秋田周辺に限らずJR東日本のエリアで臨時列車に使われています。

水郡線は典型的な里山の風景の中を進んでいきますが、磐城石川駅に近づくにつれて、桜の木が満開に近い状態に。これでやっと気づきました。この列車の終点が磐城石川駅である意味が。
福島県石川町はいしかわ桜谷という、川の両岸に約10km続く桜並木があります。4月18日はまさに満開で見頃でした。さくら祭りが開催されていたのですが、その会場までは行かず…それは次の臨時列車が待っているから。

2:34PM 2つ目のメイン「ふくしま花見山号」から桜を楽しむ

磐城石川駅から福島駅までは普通列車を乗り継いで移動します。この日はとてもうららかで、こんなときにのんびり在来線で旅をするのはとてもよい気分です。しかも沿線に点在する桜は見事に満開。新幹線では味わえない贅沢なひと時を過ごしているうちに、福島駅に到着しました。
次の列車がふくしま花見山号です。福島市には花見山という場所があり、1年を通して花を楽しめます。4月中旬は桜と桃。きっとこの日は絶好の花見日和だったでしょうね。(私は素通りです)

さて、この列車に使用される車両は「ジパング」と呼ばれる車両。普段は世界遺産の平泉周辺の臨時列車として運行されています。4両編成ですが、1・4号車は座席が窓側を向いており、車窓を思う存分楽しめるような構造になっています。2・3号車は普通の座席ですが、こちらも前後の座席の間隔は広めで、ゆったりと座ることができます。
私は1号車のC列(進行方向左側)の席を予約していて着席。これには理由が。

実はこの列車の走る区間にも桜の名所を走ります。
東北本線の大河原駅~船岡駅の間に「白石川堤の桜並木」があり、しばらく並走します。しかも、桜が咲いているシーズンは列車のスピードを落として運転するサービスも。この景色を思う存分楽しむために進行方向左側を確保していたのです。電車しか見てないとは言っても、こういうところは押さえてますよ。ちなみに、桜は散り際でした。福島より宮城のほうが桜の満開の時期は早かったようです。

15:51PM のんびり旅の終点仙台駅

今回の旅は品川駅から始まり、仙台駅で終点となります。
よく考えると、東北新幹線のはやぶさ号を使えば2時間弱。そこをあえて9時間かけて乗り継ぎました。もともとはレアな列車に乗るのが目的だったけど、沿線のきれいな桜をゆっくり見ることができて、来てよかったなぁという余韻に浸りながら帰りの新幹線に乗るのでした。仙台の観光?あ、忘れてました…(だって電車の旅だもん)

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