【大人の社会科見学】視察船「新東京丸」で東京湾めぐりしてきた

東京の海の玄関口・東京湾。年間5000隻以上の船が外国からやってくる東京湾は、豊洲新市場やゴミの埋め立て地、オリンピック・パラリンピックの競技地など、近年話題のエリアでもあります。 そんな東京湾の役割を知ることができる大人の社会科見学、視察船「新東京丸」をご存知ですか? 東京湾の“今”を学べる船で東京湾をぐるっと巡ってきました。

視察船「新東京丸」、乗船料はなんと無料!

東京湾を知るための視察船「新東京丸」。乗船できるのは、東京港に関心のある15歳以上の団体もしくは個人(ただし、中学生は除く)であらかじめご予約いただいた方のみ。都内在住在勤者以外の方も利用できます。
なんと視察船「新東京丸」は乗船無料! 原則、他の団体・個人の方と相乗りになりますが、それもまた社会科見学っぽいです。

予約は電話かインターネットからの申し込みです。利用月の2か月前の1日から先着で予約を受け付けています。※1日が土日祝の場合は、次の開庁日の受付となります。
残念ながら今年度の予約はすべて満了!12月~3月はドッグなどのため予約を受け付けておりません。次回平成29年4月分の予約は、平成29年2月1日(水)9:00からの受付となります。
※土日祝の運航は行っていません。

いざ、東京湾へ!じっくりみっちり説明付の社会科見学

乗船は竹芝小型船ターミナルから。小型艇に乗り込み、乗員が揃い次第の出発となります。出港時間の15分前までに乗船手続きを済ませましょう。

皆さん早めに手続きするらしく、ギリギリに行くと注意されます…
皆さん早めに手続きするらしく、ギリギリに行くと注意されます…

船内は会議室のような大きな丸テーブルに、ふかふかの椅子がぐるり。窓際に折り畳みの椅子が並んでおり、まるで会議室のよう。あくまでも“視察船”なので、外に出たりするようなクルーズ目的のデッキなどはありません。

会社で一番立派な会議室を想像してもらえれば近いかと
会社で一番立派な会議室を想像してもらえれば近いかと

竹芝小型船ターミナルを出港すると、さっそく係員の方の説明がはじまります。堅苦しくなく、とにかくずーっと解説してくれるので飽きません!

施設の説明だけでなく、東京湾の歴史についても解説してくれます
施設の説明だけでなく、東京湾の歴史についても解説してくれます

日の出~芝浦ふ頭の倉庫街を抜けて、レインボーブリッジをくぐります。なかなか見る事のできない光景にテンションもあがります。

大井コンテナふ頭のガントリークレーン(通称:キリン)群。有楽町~浜松町の相当の距離にずらりと20基ならんでいます。
大井コンテナふ頭は民間船会社へ長期貸付しているふ頭だそうです。2016年現在は川崎汽船や商船三井、日本郵船や台湾の会社が借りているとのこと。

キリンは2分間に1個のペースでコンテナを操作するそうです。まさに熟練の技!
キリンは2分間に1個のペースでコンテナを操作するそうです。まさに熟練の技!

テトリス?のような謎の建造物。実は臨海トンネルの通気口です。

右手に羽田空港を見ながら、新海面処分場埋立地(廃棄物処分場)方向へ左折。東京都に残された最後の処分場です。
このこんもりしたゴミの山は、ゴミと土が交互に積み重なり、海抜30mの高さがあります。50年しか持たないといわれている処分場ですが、実際に見るとゴミ問題について考えさせられます。

中のゴミが海に染み出ない構造にするため、1mあたり3000万円かかるそうです…
中のゴミが海に染み出ない構造にするため、1mあたり3000万円かかるそうです…

ディズニーの火山やホテル群を通過し、東京ゲートブリッジを通過。
ゲートブリッジの根元あたりに、オリンピック・パラリンピックのボート・カヌー競技が行われる予定の「海の森水上競技場」と、馬術競技が行われる予定の「海の森クロスカントリーコース」があります。

オリンピック問題もどうなるのか気になるところ。
オリンピック問題もどうなるのか気になるところ。

なにやら可愛らしくウィンクする謎の建造物が。「フローティングドック」といい、伊豆諸島の岸壁や防波堤に使われる中が空洞のコンクリートの箱を作るそうです。

これがその箱!こんなに大きいコンクリが浮いてるのが不思議。これは新島の防波堤に使われるもの。

フェリーふ頭を通過。ちなみにお客さんを乗せない船はフェリーって言わないんですって。泊まっているのは九州方面へ向かう「フェリーびざん」。

お台場ライナーふ頭に泊まっているのは、輸出入の貨物を取り扱う船。左手に見えるこんもりとした山(金属くず)を輸出するための船だそうです。

ゴミじゃないんです。輸出品なんです。
ゴミじゃないんです。輸出品なんです。

青海コンテナふ頭のガントリークレーン群。外国の貨物船にどんどんコンテナが積み込まれていきます。

東京都の船とすれ違いました。海面に浮遊しているゴミを集める船だそうです。
その背景に見える黒い枠のビル“踊る”シリーズでも有名な「東京湾岸署」、そしてフジテレビと続きます。

映画で使われたビルとは異なります。
映画で使われたビルとは異なります。

お台場の潮風公園まで差し掛かってきました。こちらもオリンピック、パラリンピックの会場となる予定です。
お台場海浜公園から見える「第六台場」も間近に観察することができます。幕末のペリー来航時に建設された大砲の陣地で、現在は一般人立ち入り禁止。野鳥の楽園になっています。

遠目からでも野鳥が木にとまっているのが確認できます
遠目からでも野鳥が木にとまっているのが確認できます

再びレインボーブリッジをくぐり、豊洲新市場を遠目に見ながら再び竹芝へ。11月7日にオープン予定だったそうですが、豊洲市場はどうなるのか、こちらも気になるところです。

もうこんなにきっちり完成してるんですね!
もうこんなにきっちり完成してるんですね!

大人だからこそ考えることが沢山ある。視察線「新東京丸」

東京湾をぐるっと回る視察線「新東京丸」。オリンピックや市場、ゴミ問題など今だからこそ知っておきたい東京の情報が盛りだくさんで、まさに大人の社会科見学でした。
オリンピック・パラリンピックや港の整備などで、東京湾はこれからさらに変わっていきます。今年度の乗船は難しいですが、春に向けての東京湾見学として申し込んでみてはいかがでしょうか?

視察船「新東京丸」
【URL】http://www.kouwan.metro.tokyo.jp/yakuwari/ship/

※ご利用は月1回までとします。
※都内在住在勤者以外の方もご利用できます。
※営業・営利目的での利用はできません。また、学校行事での団体利用はできません。
※その他、当局が利用者として不適当と認める場合には、ご乗船をお断りする場合があります。
※土日祝の運航は行っていません。
※安全運航維持のため、12月中旬から3月上旬頃のドック中は運航を中止しております。(ドック検査の日程は毎年異なります。詳しくは空席状況をご覧ください。)

東京湾視察船「新東京丸」乗り場への行き方

視察船「新東京丸」の乗り場は、竹芝小型船ターミナルにあります。最寄り駅はゆりかもめ「竹芝駅」です。
改札は一つだけ、改札を出たら右の階段を下ります。

下ったらそのまま直進。左手に駅を見ながら、横断歩道を渡ってさらに進むと…

次の横断歩道の向こうに看板があるので、そこを左折してください。

公園内に入り、上に登らずに左手に進むと新東京丸乗船場があります。駅からは徒歩5分程度です。

施設名称
竹芝
住所
東京都港区海岸1丁目
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