【レポート】サメ好き必見!海の捕食活動を詳しく解説『海のハンター展』国立科学博物館

生命の起源でもある、広い海。その海の中には多種多様な生物が住んでいます。今回の海のハンター展では、脊椎動物を中心に「食う・食われる」の捕食関係を、時代や海の領域に分類し、162点の貴重な標本展示と映像で詳しく説明してくれます!

今回の目玉「ホホジロザメ液浸標本」はサメ好きなら見逃せない!

捕食の頂点に君臨する種も多い、大きな口に鋭い歯がカッコイイサメ。今回の目玉はサメの代表格「ホホジロザメ」の成魚の液浸標本です。
全長3.2mのホホジロザメを液浸標本にしたケースは国内外に例が無いほど珍しく貴重。内臓や筋肉など生物の形がしっかりと保存されていて、歯もよく見えるように口は半開き。まるで泳いでいるかのような本物をじっくり観察できるのです!

皮膚についた傷もリアルな「ホホジロザメ」
皮膚についた傷もリアルな「ホホジロザメ」

このホホジロザメは2014年沖縄県本部町近海で漁師の延縄にかかり死んでいたものを、沖縄美ら海財団が冷凍保存していて、今回2016年3月に標本作業がおこなわれたということ。その標本作製の過程は映像などでも紹介されています。

液浸標本でも保存期間が長くなると、色が白く抜けてくるとのことで今しかこの美しい状態では見ることができないのです!

第2会場ではパネルで作製の過程を紹介
第2会場ではパネルで作製の過程を紹介

太古の海のハンターは巨大なプレデター

第1章では、現在の海のハンターの祖先にあたる古生代~新生代の脊椎動物の系統進化が紹介されています。
顎を獲得し脅威的な進化を遂げた古生代の生物「ダンクルオステウス」や、サメの祖先「クラドセラケ」などもデポン記後期に既に登場しています。

ヤツメウナギの吸血型の口元の標本も展示
ヤツメウナギの吸血型の口元の標本も展示

展示の中でひときわ巨大で迫力があったのは超大型の魚竜「ショニサウルス」全長21m(中世代)。頭骨だけの標本にも関わらず圧倒的な大きさ!恐竜の時代、白亜紀後期の覇者ティロサウルでも15m程度なので、その大きさは想像を絶します。歯が無い口で全てを飲み込み捕食していたのでしょうか。

中世代ショニサウルスの頭骨標本
中世代ショニサウルスの頭骨標本

こちらもインパクト抜群!どちらも大型の捕食者、カラモプレウルスがクラドキクルスを飲み込んだら、腹を食いちぎられて出てきたというイメージ画です。単なる想像では無く、絵の状態の化石が発見されたため、作成されたイメージ画なのです!

カラモプレウルスとクラドキクルス
カラモプレウルスとクラドキクルス

全長12.5mの新生代の「カルカロドン・メガロドン」の全身復元模型。

大型の生物は見ているだけでワクワクしてきます。見たりない方は常設展へ立ち寄りましょう!

「深海」「極海」「外洋」「浅海」の4つの生息域に分けて「海のハンター」を紹介

第2章は各生息域の食物連鎖と、その様々な種を標本で紹介しています。

海のハンター代解剖ラボ
海のハンター代解剖ラボ

やはり興味深いのは、独特の外見と捕食行動を持つ深海の生物たち。これだけの種類を一気に見ることができるのは博物館ならでは。
ラブカなどは、古代サメを思わせる顔とびっしり生えた恐ろしい歯を持っています!

深海
深海

ミツクリザメの恐怖の顎と歯の映像。
ミツクリザメの恐怖の顎と歯の映像。

サメは8つのグループに識別されます。さらに繁殖の仕組みについても説明されていて、ホホジロザメ等は「卵食・共食い型」で、胎仔のときから兄弟を食べて成長するのです。さすが…。

サメラボ
サメラボ

外洋のサメ
外洋のサメ

浅海のサメ
浅海のサメ

変わったハンティング方法を紹介!

第3章は驚きのハンティング方法を紹介しています。最も衝撃的だったのが「ダルマザメ」というどちらかというと小型のサメが持つハンティング方法。クジラなどの大型魚類を襲い鋭い歯でかみついたかと思うと、体をねじって半回転することで、肉をえぐりとるのです!ダルマザメにえぐられたカジキのカラダにボコボコと穴が空いた写真も展示されています!

ダルマザメ
ダルマザメ

剣のように鋭く長い尾鰭を使って狩りをする「オナガザメ(ニタリ)」。

オナガザメ
オナガザメ

食べられる側の被捕食者についても少しだけ触れられています。

第4章では、ヒトの海での捕食活動について。豊かな海を守るためには共存していかなければいけない、ということを教えてくれます。

もっと理解を深めれば、小学生の自由研究にも!

期間中は科学博物館内「シアター360」で「海の食物連鎖」を上映します。

また、BSジャパンでは7月10日(日) PM2:00~4:00で「海のハンター」展 開催記念特別番組「海のハンター サメ 限界探索」という番組も放映されます。
http://www.bs-j.co.jp/uminohunter/

怖いだけのサメから興味深いサメへ、印象も変わり、分類・生態などをまとめれば立派な自由研究にもなります!

小さい子には、「泳げ!マイハンター!」

怖くなってしまった子ども達には、こちらでホッとひと息付かせてあげたいですね!

「泳げ!マイハンター!」自分で書いた絵(もしくは塗り絵)が読み込まれて、お魚と一緒に泳ぎます。

今回のギフトショップはいつもと趣が違います。

大漁旗が飾ってあったり、干物が販売していたり、と夏のムードが満載のお土産屋さんになっていました。

ギフトショップ
ギフトショップ

サイダーではなく「サメダー」 432円
サイダーではなく「サメダー」 432円

可愛いミドリフサアンコウキャンディー5個入り 648円
可愛いミドリフサアンコウキャンディー5個入り 648円

サメやシャチの2色ペン 594円
サメやシャチの2色ペン 594円

暗記に必須!鮫大全下敷き 
暗記に必須!鮫大全下敷き 

サメの帽子
サメの帽子

おなじみの海洋堂のガチャは今回ありませんでした。残念!

「海のハンター」展は、サメカッコイイ!だけでは終りません。夏のお出かけスポットの代表「海」や「水族館」に行く前にのぞいておけば、いつもと違った見え方で楽しむことができますよ!

施設名称
国立科学博物館
住所
東京都台東区上野公園7-20
電話番号
03-5777-8600
時間
[通常]9:00-17:00
[金土]9:00-20:00
入館は閉館の30分前まで
休業日
月(祝の場合は火)、12/28-1/1、特別展開催中は変更になる場合あり
料金
[入館料]一般・大学生620円、65歳以上・高校生以下無料
特別展は別途料金
クレジットカード
可(Visa、Master、JCB、アメリカンエキスプレス)
紹介
明治10年(1877)に設立された日本最大級の総合科学博物館。常設展は、地球の生命史や人類・科学技術のあゆみをテーマとする「地球館」、日本の自然や日本人の歴史をテーマとした「日本館」、360度に映像が映し出される「シアター36○」がある。企画展・特別展は年に数回行われており、休日は行列ができるほど多くの人が来館する人気スポット。
備考
[ハローダイヤル]03-5777-8600
旅行プラン
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詳細情報
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備考
http://www.kahaku.go.jp/

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出発
到着
行き
帰り
人数(大人)

地点詳細

海のハンター展 ―恵み豊かな地球の未来― 【会期】2016年7月8日(金)~10月2日(日)
【開館時間】午前9時~午後5時(金曜日は午後8時まで)
夏休み特別開館延長:8月11日(木)~ 17日(水)は午後6時まで(8月12日(金)は午後8時まで)※入館は各閉館時刻の30分前まで
【休館日】7月11日(月)・19日(火)、9月5日(月)・12日(月)・20日(火)
【料金】一般・大学生 1,600円、小・中・高校生600円※特別展のチケットで同日に限り常設展もご覧いただけます。
※未就学児無料
※金曜限定ペア得ナイト券(午後5時~8時) 2,000円(会場での当日販売のみ)
http://umi.exhn.jp/
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