「こどもらしさ」の奥深さに迫る。東京都庭園美術館で「こどもとファッション」展開催

写真提供:東京都庭園美術館

子供のかわいらしさは今も昔も変わらないもの。しかし、その衣装は時代の流れと共に様々な変化を遂げてきました。7月16日から東京都庭園美術館で開催される『こどもとファッション 小さい人たちへの眼差し』展は、西洋と日本のこども服とその時代背景をテーマにした展覧会。保存状態のよい当時の子供服の展示はかなり貴重で、繊維や紙資料の保護のためにも会期は短めに設定されています。ぜひこの機会をお見逃しなく!

見どころ①日本初公開を含む!貴重なこども服コレクション

本展では、西洋の18世紀~20世紀初頭にかけて実際に着用された、日本初公開を含む貴重なこども服を展示しています。
こども服は消耗が激しく、なかなか良い状態で残っているものが少ない資料。しかし。今回の展示では、ヨーロッパで30年かけて収集された中から選りすぐりの30点を公開!ほとんどが日本初公開の貴重なものです。

石見美術館展示風景
石見美術館展示風景

こどもの服装は時代とともに移り変わってきました。こどもの小さな体を包むその衣装は、その時代ごとに子供に求められた“こどもらしさ”を表現しています。是非この貴重なこども服とともに、当時のこどもの笑顔を想像し、作り手の歴史を振り返ってみてください。

男児服(トルコ風)
1900年頃 フランス製 ポール・アレキサンダー氏蔵
男児服(トルコ風)

見どころ②当時の子ども達に出会える魅力的なイラストレーション

展示はこども服だけではありません。こども達を描いた絵画、ファッションプレート、絵本など、かわいらしいイラストも数々展示されています。19世紀後半に大変人気があったルイ=モーリス・ブテ・ド・モンヴェルの『幼い子どもたちのための古い歌』というイラストには、楽しそうにこどもたちが歌う姿が。ユーモアあふれる表情に癒されること間違いなし。

ルイ=モーリス・ブテ・ド・モンヴェル『幼い子どもたちのための古い歌』
1883年 冊子(リトグラフ) 島根県立石見美術館蔵
ルイ=モーリス・ブテ・ド・モンヴェル『幼い子どもたちのための古い歌』

明治時代初頭の子どもの登校風景を描いた作品には、和装ながら傘や帽子などの小物を取り入れたモダンな子ども達の描かれています。この頃はまだ洋服製作の技術は普及しておらず、エプロンや帽子、手袋といった小物を取り入れることがこども達の洋装化の第一歩でした。

児島虎次郎 登校
1906(明治39)年 油彩、キャンバス 高梁市成羽美術館蔵
児島虎次郎 登校

大正期のポスター『東京菓子株式会社』からは、古きよき時代の少女のかわいらしさを感じることができます。この頃からこどもの洋装化も着実に進み、昭和初期にはほとんどのこどもが洋服を着るようになっていきました。

ポスター「東京菓子株式会社」
1917-1924(大正6-13)年頃 オフセット、紙 京都工芸繊維大学美術工芸資料館蔵AN.3723
ポスター「東京菓子株式会社」

見どころ③赤ちゃんぐるぐる巻き!?知らなかったファッションの歴史

当時では今の常識で考えられないような、ファッションにまつわる不思議な習慣がありました。西洋では、男の子もドレスを着る習慣があったり、赤ちゃんを包帯のような布でぐるぐる巻きにしたり…。また、『男の子は水色、女の子はピンク』という色彩の常識も、20世紀前までは無かったのだとか。本展では、そういった面白いエピソードとも楽しく触れ合えます。

男児用スリーピース・アンサンブル
1850-1860年代 藤田真理子氏蔵
男児用スリーピース・アンサンブル

こどものかわいさと時代背景、どちらも楽しめる『こどもとファッション展』

かわいい数々のこども服、その時代背景やエピソード、両方をまとめて楽しめる贅沢な『こどもとファッション展』。いつの時代もこども達は愛されていたことが、そのこども服の数々から伝わってきます。子どもが好きな人、ファッションが好きな人は必見です!!

「こどもとファッション 小さい人たちへの眼差し」
【開催期間】2016年7月16日(土)~8月31日(水)
【会場】東京都庭園美術館(本館・新館)
【休館日】第2・第4水曜日(7/27、8/10、8/24)
【開催時間】:10:00–18:00(入館は閉館の30分前まで)
*8/5、8/6、8/12、8/13の4日間は、夜間開館21:00まで(入館は20:30まで)
【入場料】
一般:1,100(880)円
大学生:880(700)円 《専修・各種専門学校含む》
中・高校生・65歳以上:550(440)円
 ※( )内料金は前売り及び20名以上の団体料金です。
【主催】公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館、
読売新聞社、美術館連絡協議会
【年間協賛】戸田建設株式会社
【お問い合わせ】03-5777-8600 (ハローダイヤル)
【URL】http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/160716-0831_children.html

施設名称
東京都庭園美術館
住所
東京都港区白金台5-21-9
電話番号
03-5777-8600
時間
10:00-18:00(入館は17:30まで)
休業日
毎月第2・4水(祝の場合は開館、翌日休館)、年末年始
料金
展覧会によって異なる
駐車場
有(5台)
クレジットカード
不可
紹介
港区白金台にある美術館。国の重要文化財にも指定されている昭和初期のアール・デコ様式の建築「旧朝香宮邸」を利用しており、アール・デコなどをテーマにした様々な展覧会を開催している。また、平成26年(2014)には新館を改築、その後もエレベーターの設置や庭園整備を継続し、平成30年(2018)3月にすべての工事が完了し総合開館した。
備考
[ハローダイヤル]03-5777-8600
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